ヒストグラム(その2)

2016年11月7日

長くなったので2分割です。ヒストグラムの使い方について。2015年秋の過去問でもこちらが出ていたので重要ですよ。

ヒストグラムの見方

分布型の名称と特徴を覚えておきましょう。管理図と違って覚えやすいです。

  1. 一般型
    左右対称なきれいな形。重要な要因が管理されている
  2. 歯抜け型、くし歯型
    区間の幅が測定単位と違うか、測定をミスっている
  3. 右すそ引き型、左すそ引き型
    分布中心が右または左に偏っている。不適合品が微量にあって、工程上それ以上またはそれ以下にならない
  4. 左右絶壁型
    さらに分布中心が偏っている、一般型の半身みたいな形状。全数検査による選別で除去していたり手直ししていたり
  5. 高原型
    フラットな分布。平均値の異なる分布が混在しているので層別の見直しが必要
  6. 二山型
    分布中心に山がなく左右に分かれている。平均値の異なる二つの分布が混ざっている
  7. 離れ小島型
    一般型の右または左に離れ小島がある。測定ミスや他製品の混入、工程異常などが考えられる

規格値との対比

ヒストグラムに規格値の線を入れるとデータと規格との比較がしやすくなって、層別の必要性有無が判断しやすくなります。これもわかりやすいので覚えてしまいましょう。

規格と分布の関係

  1. 理想型
    望ましい状態。両側規格で標準偏差の8倍くらいの公差が理想
  2. 片側に余裕のない型
    ばらつきは理想でも中心がずれている
    規格中心をずらさないと規格外発生の恐れがある
  3. 両側規格ぎりぎりで余裕のない型
    ばらつきが大きすぎて規格いっぱいまでばらつく。ばらつきをもう少し小さくする必要がある
  4. ばらつきが大きい型
    ばらつきが大きくて規格外れがある状態。ばらつきを小さくする必要がある
  5. 不適合品除去型
    規格内ではあるがすそ引き型のような形状。不適合品を除去していると考えられ、選別前の分布をつかんだうえで規格等要調整
  6. 余裕が十分ある型
    公差に比べてばらつきが小さい。管理コストがかかっているのであれば管理法を見直してもよい

試験に出るよ

ヒストグラム(その1)の冒頭でも書いたように頻出問題です。典型的なヒストグラムの見方について理解しているかどうかがポイントだそうです。ヒストグラムの型などは名称も覚えておかないと困りますよ。

ツールの利用という観点で規格値との対比も理解しておく必要があります。ヒストグラムの見方はほぼ毎回出るそうですよ。