2016年秋の第14問はQCサークルについての出題ということで、小集団活動について勉強します。
小集団活動とその進め方
総合的品質管理は以下のような目的に基づいて実践しますが、このとき小集団活動が重要な役割を果たします。
- 目的
- 現状の維持向上から現状打破までを目指す
- 実践
- 組織的な改善活動が不可欠
小集団改善活動は
- 共通の目的
- 異なる知識・技術・考え
を持つ少人数のチームによって、維持向上・改善・革新を通して参加者の意欲を高め、組織の目的達成に貢献する活動です。
小集団活動が備えることが望ましい条件
- チームは運営を自発的・自律的におこなう
- メンバーは互いに十分な働きかけをおこない、異なる意見・考えを認め合う
- 問題解決・課題達成のための手順を活用する
小集団活動の形として二つに大別できます。
- 職場別チーム
- 同じ職場の人たちが集まって、継続的に問題解決・課題達成をおこなう
- 目的別チーム
- ある目的を達成するために関連部門でチームを構成し、目的達成後に解散する
QCサークル活動
QCサークルは第一線で働く人たちが継続的に製品・サービスや仕事などの質の管理・改善をおこなうものです。運営を自主的におこない、QCの考え方・手法などを活用し、創造性を発揮して自己啓発・相互啓発を図り活動を進めてゆきます。
QCサークル活動の基本理念。。。宗教じみてきたな。
- 人間の能力を発揮し無限の可能性を引き出す
- 人間性を尊重して生きがいのある明るい職場を作る
- 企業の体質改善・発展に寄与する
期待できる効果
- 改善により仕事がスムーズに進み、チームワークが良くなる
- 問題意識の共有化、コミュニケーションが図られ連帯感が増す
- 全員で目標に向かうことで信頼感が深まり、達成時に充実感が味わえ自信につながる
- 品質安定をもたらし、社会の利益に貢献できる
- 人材育成につながる
QCサークル活動を活発にするコツは必ず定期的に集まることだそうです。そして最も大事なことは本当に困っていることをテーマにする(自分たちのためのテーマを選ぶ)ことです。
やってみた
第14問は7項目。2分半で全問正解しました。
この問題ではQCサークルの基礎的な知識を問うもので、QCサークルの目的・進め方の理解がポイントになります。