2015年秋の第4問は管理図に関する問題。この辺になるとさっぱり。194ページ、第14章「管理図」で勉強しましょう。まずは工程能力図から。
工程能力図とは
工程能力図というのはデータを製造順(時間順)に打点したグラフのことで、ヒストグラムや正規分布図とは異なり、時間の経過による特性値の変化を把握するものです。
したがって工程の管理状態はこれらふたつの方向から把握することができます。
- 工程能力図によるデータの時間的変化の把握
- ヒストグラムによるデータ全体の分布や平均、ばらつきの把握
工程能力図の構成
テキストでは作り方となっていますが、図の構成としてまとめてみます。
- 縦軸が特性値、横軸が測定順序(時間や製造番号など)のグラフ
- 規格線として上限、下限、中心の値を記入(必要に応じて調整限界線も)
- 測定値を打点(工程能力の把握においては打点間を線で結ばない)

工程能力図の使い方
安定した品質が得られているかどうかを判断するポイントは、点の動きについて以下のような内容を確認します。
- 規格の外に飛び出す異常な点がないか
- 点の動きに癖はないか
- 中心からのずれやばらつきはどうか
- 打点の周期性や上昇、下降の傾向はないか
他にもちょこちょこ書いてあるけど、とりあえずこんなもんかな。